【はじめに】
「家を売りたい」「住み替えをしたい」そんなとき何からはじめたらいいのでしょうか？
車やバイクならば、専門業者におまかせして売ることができますが、家を売るとなるとどのようにすればいいのか悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、不動産査定を高くするための方法として、不動産を売るための流れのポイントをご紹介して行きたいと思います。
【家を売るための流れをつかむ（前編）】
おそらく多くの方が未知の世界であろう不動産売却。
不動産の売却は大切な資産を他の方に売ることなので、法的な事柄や不動産売却に関わる専門知識が必要となります。
不動産売却の流れとして、まずは前段階のポイントから見ていきましょう。
まず「不動産売却の相場を調べる」ことです。不動産の相場を調べるには、国土交通省の「不動産取引価格交渉検索」というサイトで、実際に取引された事例を調べることができますので、参考資料として利用すると便利です。
次に不動産仲介業者への査定を依頼します。今はインターネットで複数の不動産仲介業者に対して、不動産の査定依頼ができます。
最後に不動産仲介業者による査定を行います。大切な資産である不動産が、いくらで売れるのか、しっかりと訪問査定をしてもらうことがおすすめです。
【不動産売却の流れをつかむ(後編）】
さてここからは、実際に不動産を売るためのさまざまな契約や、交渉についてご紹介していきます。
・不動産会社の選定から媒介契約
いくつかの不動産仲介業者から不動産査定の結果が出たところで、媒介契約に入ります。媒介契約には、1社を選んで契約する「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」があり、複数の不動産仲介業者と媒介契約を結ぶ「一般媒介契約」があります。
また、不動産仲介業者を決める際は査定価格の高さだけで決めるのではなく、それぞれの業者の専門や特色も把握しておくことが重要です。
・物件を売り出す
不動産仲介業者との媒介契約が成立した後は「不動産」が事業者を通して「売り出し」となり、「レインズ」（国土交通省が指定している指定流通機構）というネットワークを通して、全国の不動産仲介業者に情報がいきわたります。
こののち、全国にいきわたった「売り出し」の情報で購入希望者の反応が良ければ、いよいよ「内覧」から「売却条件の交渉」となり、「売買契約」へとすすむ流れとなります。
この流れを把握し、不動産仲介業者の連携を取りつつ売買契約を進めて行くことで、相場よりも高く不動産を売却していくことが可能となります。
【まとめ】
所有している不動産を高く売却するために、抑えておきたいポイントは「相場の確認と売却価格の設定」「不動産仲介業者の選定」「購入希望者の内覧対応」となります。
また、物件売却のための判断には、相場の基準が必要となります。相場の確認には、国土交通省の提供している「土地総合情報システム」など、インターネットから情報を得ることができます。不動産売却においては、不動産仲介業者に任せきりにするのではなく、ご自身も不動産売却の知識を得て、積極的に契約に関わっていくことが重要です。
