【はじめに】
家を売りたい場合は、まず不動産業者に査定を頼みます。
住居用の家を売る場合は引っ越しが必要で次の住居の費用にも関わってくるので、できるだけ高く売りたいですよね。
今回は、不動産査定のポイントと少しでも高く売るコツを紹介します。
【不動産査定のポイント】
不動産査定では、築年数、利便性、構造躯体(家の土台や骨組み)、窓からの日射・景観、近所の住人の人柄などがチェックされます。
また、一戸建てかマンションかでチェックポイントが変わる場合もあります。
1.一戸建ての場合
・間取り、生活動線
間取りと家具を配置した際の動線、部屋の日当たりなどは重要なポイントです。
一戸建ての場合、マンションやアパートとは違いオーダーメイドの家も多いため、万人にとって使いやすい作りになっているかどうかを見ます。
査定前に少しでも荷物を整理して部屋を広く見せる工夫をしましょう。
・水回り設備
お風呂、トイレ、洗面台などの水回りは長年使っていると劣化が目立ちやすくなります。
古くなっていても、水回り設備が掃除されていると印象は大分変るので、査定前にピカピカにし、臭いが気になる場合は消臭剤などを使いましょう。
・雨漏りやシロアリ被害
雨漏りやシロアリの被害もチェックします。
雨漏りは見つけ次第修繕する、シロアリの餌になりやすい木材や、古い家具を家の外に置かない、湿気が溜まらないようにするなど、日ごろからいい状態で家を保つことが重要です。
2.マンションの場合
・立地
マンションの重要ポイントと言えば、やっぱり立地です。
駅の近くや、これから周辺に商業施設が建ちそうな場所などは、査定額が下がりにくいです。
・耐震対策
東日本大震災以降、以前よりも耐震構造が重視されるようになりました。
最近も大阪で大きな地震がありましたし、耐震構造への注目は今後も高まることが予想されます。
・エントランス
エントランスは、訪問者が最初に訪れる場所であり一戸建ての家で言うと、玄関にあたる部分なのでチェック対象となります。
・階数、部屋の位置
同じマンション内でも、回数や部屋の位置、バルコニーの方角などで査定額は変わってきます。
一般的には眺めや日当たりが重視され、高層階や南向きバルコニーは査定額が高い傾向にあります。
【最後に】
今回は、不動産査定のポイントと少しでも評価を上げる方法を紹介しました。
建物もそれなりに長い間使用していると新品の時のような綺麗さを保つことが難しくなってきます。
しかし、水回りの掃除や家具の配置など築年数に関係なくできる工夫もあるので試されてはいかがでしょうか。