不動産売却について~基本編~

不動産売却の基礎

【はじめに】
手持ちの不動産を売却することは、規模の大きい取引となり専門知識も必要とされるため、非常に難しく感じます。
不動産の売却を考えるときは、購入者側の気持ちになって、より客観的な観点から不動産売却の知識と方法を身につけていくことが重要となります。より高く有利に不動産売却をすすめて行くために、この記事では、不動産売却で知っておくべき基本的な事柄をご紹介しい行きたいと思います。

【不動産売却したい理由とは?】

不動産売却を思い立つ理由には「住み替え」「生活費にあてる」「借入金返済」「相続対策」など、その置かれた状況によって異なります。また不動産を運用している方においては、不動産の整理や節税対策といった売却理由もあるようです。
消費税増税や物価の上昇など、経済的に厳しい現状の中で、不動産を売却することでローン返済や生活費にあてるなどの選択をされる方も多いようです。

【不動産売却における相場と売却にかかる必要経費を知る】

不動産売却を考えるうえで外せない知識として、その地域の土地や建物の相場を把握するとともに、それにかかる必要経費を知っておくことは重要です。
その地域の土地や建物売却の相場を把握しておくことで、売却価格設定の大きな助けとなります。また媒介契約する不動産仲介業者から情報やアドバイスを受け、より適切な価格設定を行うことができます。
※不動産の売価については、国土交通省の「土地総合情報システム」のWebサイトで確認することができます。

さらに不動産売却においては、不動産購入と同じく必要経費がかかることを忘れてはいけません。売却価格から必要経費を差し引いた金額を把握していることで、その後の資金計画がスムーズになります。
必要経費は実際に支払う費用と、税金として納める費用があります。

実際に支払う経費の内訳
・不動産仲介業者に支払う「媒介手数料」
・住所や土地の所有権を公示する「登記費」
・売却予定の不動産に住宅ローン残高がある場合には、不動産に設定した抵当権を抹消するために必要な費用「抵当権抹消費用」
※住宅ローンが残っていても不動産売却は可能ですが、抵当権は所有者が変わっても残るため、抵当権を抹消する必要がある。そのときの条件としてローン残高の完済

売却に必要な税金
・不動産売却金額は売却益となり、それに対して「譲渡所得」が課税される

※売却予定の不動産に住宅ローンの残高があるかを把握しておくことも重要です。

【まとめ】

いかがでしたか?
不動産の売却は大きな金額が動く取引となりますので、ご自身で情報収集をするとともに、信頼の置ける不動産仲介業者を見つけ、プロからの情報やアドバイスを得ることも重要です。より良い条件で売却を行えるように、正しい知識と慎重さをもって臨みましょう。