不動産仲介って?~不動産運営を始めよう

不動産売却の基礎

不動産の投資、運営を今考えていますか?ネット情報ではサラリーマンでもできるなどと書いていますが、実際やろうとするとどのように行動したらよいかとまどうことも多いと思います。まずはそういう初心者の方にも知ってほしい不動産仲介について説明したいと思います。

【不動産仲介とは】

不動産を売買したり、賃貸契約のときに買う側と売る側、貸す側と借りる側の間で売買の契約や賃貸の契約を取り持つ仕事です。
不動産を仲介するには宅地建物取引業の免許が必要です。不動産を運営するときどのようにして自分の財産を運営しようかというプラン、それを実行するために仲介の仕事が必要になるのです。

【どのような仕事?】

たとえば、あなたがある物件を売ろうと考えています。そのとき仲介業者がしてくれるのは以下のようなことです。
・売却物件の査定
・売却価格の提案
・物件を宣伝するための資料をつくる
・物件の案内、値段交渉
・売買契約書など、関連書類をつくる
・契約が成立した不動産の引き渡し

といったほぼ一連の流れを責任を持ってしてくれるわけです。これを個人でやろうとすると膨大な法律の知識、細かな数字も頭に入れてまちがいが無いようにしなくてはいけないため、大変助かりますね。

【仲介手数料の計算】

不動産を売却したり、購入したりしたときにその仲介業者には報酬を払います(仲介手数料)。物件の価格による手数料は以下の通りです。

・200万円以下…5%
・200万円超~400万円以下…4%+2万円
・400万円超…3%+6万円

となっていますが、これは税抜価格でありこれに消費税がかかります。
特に2019年の10月からは消費税率が10%に上がるため、これから不動産の売却を考えている方は気をつけなくてはいけません。

【仲介手数料は値引きできる?】

媒介契約書にはすでにあなたと仲介業者の間で決めた手数料を明記されます。ですので、値引きの交渉は可能ですが、不動産の査定が終わり、「媒介契約」をする前に交渉する必要があります。

【良い仲介業者(不動産会社)を選ぶには?】

不動産運営を始めるとなると、どうしてもどれだけ「利益」が出るか、が気になっていまうかと思いますが
「査定額を高く出してくれる」
という数字だけで選んではいけません。たとえ高い価格をあなたの不動産につけても、売れなくては意味がありません。
・査定の価格根拠は明確か?
・業者の説明、対応が正確で丁寧であるか?
ということに気をつけなくてはいけません。

【まとめ】

世の中には多くの物件、多くの不動産会社がありますが、実際売買を行うのは人間です。中にはボタン一つで物件の購入を決める人もいるかもしれませんが、まだまだ「人間力」の問われる世界です。
不動産運営をしようと思うのであれば常に情報をキャッチし、分析し勉強に励む姿勢が必要です。それでも難しいことに直面したら不動産会社を系列に持っている税理士事務所に相談することもおすすめです。がんばって夢に前進しましょう。