【はじめに】
不動産売却をする際には不動産仲介業者などと媒介契約を結びます。
そのとき実際に売却する物件の査定をすることになりますが、「不動産の査定」について正しく理解しておかないと思わぬ損をしてしまうことにもなります。
今回不動産査定額を最大化させるためのコツについて紹介していきたいと思います。
【不動産の相場について】
ものを売買するときは何でもそうですが、一定の相場というものが存在しています。
不動産に関しても例外ではありません。相場よりも安く価格設定をすれば利益が減ってしまいますし、高く設定すれば買い手を見つけるのに苦労してしまいます。
売主自身が自ら価格設定をしてしまうと、上記の理由からなかなか思い通りに売却できないため、不動産の相場に精通した業者に査定を依頼するのが一般的と言えるでしょう。
【相場はあるが値段が決まっているわけではない】
土地や物件の価格は景気や立地条件・周辺状況などによっても変動するため相場はありますが、査定額や売却額に幅があります。
また、不動産は「いつ売却するか」によっても値段に違いが出てくるので過去の査定額なども一つの参考にしかなりません。
ですので売却金額は綿密に決定する必要があり、さらに売却金額の責任は仲介業者に負ってもらうこともできませんのでリサーチや取得した時の原価などをしっかり把握しておく必要があるでしょう。
【査定額アップのコツ】
査定額を少しでもアップさせたいという方のために査定額アップのコツについて少し紹介できればと思います。
・荷物を整理して部屋を広く見せる
オーソドックスな方法ですが意外と効果的です。
物が少ないだけで部屋が広く感じ好印象を与えることができます。
・水回りはきれいに
臭いが発生しやすい水回りは特にきれいにしておく必要があります。
消臭剤や除菌剤などを使用して少しでもきれいに見せる努力が大切です。
・リフォーム時の履歴を時系列でまとめておく
不動産の査定業者は物件の「現状」しか見えません。
リフォームなどを過去にしていた場合など物件評価のアップにつながる資料などはまとめて分かるようにしておくと良いでしょう。
・太陽光・エネファームなどの資料も用意しておく
太陽光などの設備を導入している場合にはどれくらい電気代が節約できているかなどの情報も業者に提示できるようにしておくと安心です。
【まとめ】
物件の査定額を最大化させるためには、まず売りたい不動産の価値について「自分がよく知っておく」必要があります。
価値を正しく把握したら査定をし、続いて交渉などを通して実際に売却額を決定していくことになります。
また一つの業者にこだわらず複数の会社から査定を受けることも大切です。
ぜひ参考にしてください。