不動産会社を申し込み前に変更するときの注意点

不動産屋の選び方

【はじめに】
お部屋の案内、内覧などを済ませた後に不動産仲介業者を変更したいけれど、物件を紹介してもらった手前、なかなか変更をしにくいという方も多いのではないでしょうか。

今回、不動産会社を変更する際の注意点についてまとめてみました。
参考にされてください。

【乗り換えの理由】

物件内覧後に不動産会社の変更をするパターンの多くは以下の2つです。

1.前の不動産屋さんの対応が不満
2.乗り換えた方が仲介手数料が安くなる

1の理由としては不動産屋さんから連絡が来なくなったパターンや担当者の態度の悪さなどが挙げられます。
また2については、お部屋の内覧後、申し込みの前に仲介手数料を割引してくれる不動産会社を見つけたパターンです。

【乗り換えるときの注意点】

不動産会社の変更は基本自由ですが、注意点もあります。
例えば、物件の紹介までの流れは、物件所有者→管理会社→仲介会社→ポータルサイトというのが一般的ですが、普通は管理会社から客付けを委託されたいくつかの仲介会社がお客さんに案内するのが一般的です。
しかし管理会社が進んでお客さんに物件の紹介をするケースもあり、この時仲介会社への乗り換えが行われると管理会社からすれば「自分たちの管理する物件のお客さんを仲介会社に横取りされた」とされてしまいます。

仲介会社は管理会社から委託された物件の客付けをする立場であるのでお客さんの横取りができないのです。

【申し込んだ後の乗り換えは基本NG】

入居を決めたら「入居申込書」を作成します。
この「入居申込書」は作成されると不動産管理会社や大家さんに渡されることになりますが、もし不動産会社を変更するとなると一旦申し込みをキャンセルして再度申込書を作成することになります。

乗り換えによる申し込みのキャンセルは非常に印象が悪く、下手すれば2度とその不動産会社の物件を紹介してもらえないこともあります。

十分注意しましょう。

【変更した旨を変更先の不動産会社に伝えておくこと】

不動産業界は暗黙のルールやしばりがまだまだ強く、同じ物件を複数の会社が紹介しているなどトラブルのもとになりやすいケースもあります。
もしもの時のために不動産会社を変更した旨を変更先の会社に伝えておくと良いでしょう。

【まとめ】

不動会社の変更は基本的に自由ですが、申し込み前に変更しておく必要があります。
また変更した場合にはその旨を変更先に伝えておくことも大切になってきます。
キチンとルールを守りトラブルのないように対処していただきたいと思います。
ありがとうございました。