不動産売却で失敗しないために!物件内覧のときに気を付けたいこと

不動産売却の基礎

【はじめに】
物件の内覧は不動産売却を成功させるうえでポイントとなります。
ここで買主に気に入ってもらえれば、売買成約にグッと近づきます。
今回、物件内覧時に気を付けたい項目についてまとめました。

【内覧前にやっておきたい準備】

内覧準備時にやっておきたい項目を5つ紹介したいと思います。

1.掃除は水回りを中心に優先順位をつけて行う
内覧時に一番汚れが目立つのは、キッチン、風呂場、トイレなどの水回りです。
蛇口や鏡などは磨いてピカピカにし、トイレの陶器も白くなるまで汚れを落としましょう。
また、掃除は優先順位をつけて行うと良いでしょう。
水回りを筆頭に、次は玄関やベランダ、その次はフローリング、壁紙など汚れの目立つ順に行うと良いでしょう。

2.入居中の内覧では物を減らすのがポイント
物が多く、ゴミゴミとした部屋は内覧者からの印象も悪くなります。
内覧時には、不要なものをできるだけ処分し、部屋の中をできるだけ広く見せるようにしましょう。

3.臭いに気を付ける
どの家でも特有の臭いというものがあります。
臭いは無意識的にその家の印象を左右することがあるので注意しなければいけません。
特にペットを飼っていたり、タバコを吸う人がいる部屋では消臭・芳香対策を念入りにしましょう。

4.不具合は隠さない
傷や少しの穴など簡単に補修できるものは事前に直しておいた方が良いですが、どうしても直せない傷や故障部分は隠さずに知らせた方が買主からの印象が良くなります。
また、不動産売買のときに売主側には「瑕疵担保責任」があります。
不具合を隠して後で問題になるよりは、事前に知らせた方が賢明といえます。

5.ホームステージングについて
ホームステージングとは、売却する家の内覧時に業者に依頼して、おしゃれな家具やインテリアでモデルルームのように演出するサービスのことです。
多少費用は掛かりますが、買主の心をグッとつかむことができます。

【質問に備えた回答やアピールポイントも準備しておく】

買主から売主への質問として多いのが、「なぜ物件を売却するのか?」といった内容です。
この回答としては、「2人目の子供ができ部屋が手狭になってきた」もしくは、「子供が独立して広い部屋に住む必要がなくなった」等が考えられます。
質問されそうな内容を先にシミュレーションして回答を用意しておけば問題ないでしょう。
また「近くの商店街のおすすめの店」や「物件周辺の安全性」といった物件の付加価値を高めてくれる情報、アピールポイントなども予めリスト化しておくと良いです。

ぜひこの記事を参考にして、売却成約に役立てましょう。