家の不動産査定、査定価格決定のポイント

査定額アップの秘訣

【はじめに】
家を売りたいと考えた時に疑問となるのが、査定の流れや査定額についてです。ドラマ等で不動産の価格をズバリ言い当てるシーンがありますが、不動産の価格はすぐに確定する事は可能なんでしょうか?長く住み慣れた思い入れのある家ですから、できるだけ高く売りたいですよね。
今回は、家の不動産査定、査定価格決定のポイントについてお話していこうと思います。

【査定の種類について】

査定の方法には、データのみで金額を計算する机上査定と、業者が物件訪問して査定額を算出する訪問査定の2つがあります。一般的に複数の業者に机上査定を依頼し、そこから2社程度選んで訪問査定をしてもらいます。では、それぞれの査定の流れを紹介しましょう。

・机上査定
物件を図面で確認し、過去の取引事例・周辺環境等を考慮して価格を計算する方法です。ネット等で気軽に申し込めること、短時間で金額を算出してくれることなどから簡易査定・スピード査定と呼ばれることもあります。しかし、1社のみに査定を依頼してもあまり意味がないので、複数の業者に査定を依頼し、それぞれの結果を比較し自分の物件を任せても大丈夫な業者を選ぶのが最適です。

・訪問査定
上記の結果を踏まえ、業者が実際に物件確認して詳しく査定額を計算する方法で、詳細査定とも呼ばれます。訪問査定の内容には、法務局や役所での権利関係調査も含まれるため金額の算出までは早くても1週間程度の日数がかかります。日当たりや設備、室内の状態や眺望、立地条件や土地の形状などを確認され、こだわり注文住宅ならこちらから物件の話もできます。

【査定が高くなる物件の条件】

建物や土地には、査定が高くなる条件があります。今回は、建物の査定が高くなる条件をいくつかご紹介します。

・周辺環境
一戸建てでは、町内会やゴミ捨て場などでご近所付き合いがあります。両隣の住民との関係やその近隣関係、地域の住民性が良いかなども買い手にとって気になる情報です。近隣と良い関係を築いてきているという点も十分評価ポイントになります。

・日当たりや建物の向き
一戸建てでは、南向き物件の人気が高くなります。家の玄関がある場所の日当たりの良い時間が長いほうが評価も高くなるからです。

・メンテナンスやリフォームがしっかりしている
メンテナンスやリフォームがしっかりしている一戸建ては、査定評価が上がることがあります。台所や浴室、トイレなどの水回り、各部屋の収納があるか、重点的にチェックされます。改築など手を加えている場合、いつ、どこに何をしたのかを詳しく説明できるように準備しておきましょう。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?今回は、家の不動産査定、査定価格決定のポイントについてまとめてみました。不動産会社は物件を査定するのと同様に、売主の態度や人柄も見ています。売主が原因で物件が低評価になった場合、取り扱った業者のせいにされ、ここの不動産が担当する物件はよくないから頼まない方がいいという評判が広がってしまうからです。売主と不動産会社がお互い信頼できる関係を築きながら物件の販売に取り組んでください。