不動産を売却したら確定申告はどうなる

不動産売却の基礎

【はじめに】
みなさん、確定申告にどんなイメージをお持ちですか。年度末に行なうものとか、自営業者や個人事業主がするものと思っている人も多いと思います。
しかし、サラリーマンの方でも給与所得以外に収入があると確定申告が必要な場合もあります。
今回は不動産を売却した場合に確定申告はどうなるのかみてみましょう。

【確定申告が必要な場合】

不動産を売却したら必ずしも確定申告が必要なわけではありません。確定申告が必要なのは不動産を売却して利益が出た場合です。売却のときにかかる諸費用を引いてプラスになれば譲渡所得税の対象になります。
損失を出した場合はする必要はないのですが、損失分を別の所得と損益通算することで所得税などを抑えることができます。

【確定申告する場所】

確定申告をする場所は税務署が一般的です。ただ、申告の時期が近づき始めると大きなショッピングセンターなどに申告会場を設けていたりするので近くで行なわれていれば利用してみるのもいいでしょう。
忙しくてそういった場所にいけない人はインターネットを使って申告することも可能です。

【確定申告に必要な書類】

不動産売却をしたときに必要な確定申告の書類を紹介します。主に税務署で手に入れるものと自分で用意するものに分かれます。

・税務署で手に入れるもの
確定申告書B様式
分離課税用の確定申告書
譲渡所得の内訳書

・自分で用意するもの
売買契約書
仲介手数料などの領収書
2点ともコピーでも大丈夫です。ただし、売買契約書には収入印紙が貼られているか確認してください。ないと罰金があります。
あと、法務局の方で登記簿謄本も準備してください。こちらの方もコピーでも問題ないです。

上記の書類は不動産売却の確定申告に必要な基本的な書類になります。自宅の買い替えなどで今住んでいる家を売却するときは税金の優遇を受けることができ、別の書類も必要になります。

【まとめ】

不動産売却をしたときの確定申告について話してきましたが、肝心な確定申告の期限について話していませんでした。確定申告はその年の1月1日から12月31日までの所得を、翌年の2月15日から3月15日までに申告します。期限が近づいて慌てることがないように前もって準備をしておくことが大事です。はじめて確定申告をする場合は税務署に行って書き方を教わるといいでしょう。
しかし、確定申告時期は混み合うので避けましょう。別の都合のつく時期に行くのをおすすめします。ただ、不動産売却は状況によって必要書類が違ってくるので分からないことがあれば、不動産会社に相談することから始めてください。