一戸建ての査定～業者選び、家を綺麗に見せるコツなど～

1 【一戸建て物件の査定ポイント】
2 【最後に】

【はじめに】
「親族から家を相続したけど、住む予定がないので手放したい」「家が手狭になったので引っ越したい」など、一戸建ての家を所有していても事情があって売却しなければならないことがあります。
できるだけ早く売りたい、できるだけ高く売りたいなど、目的によって重視することは違ってくると思いますが、できるなら少しでも高くトラブルなく売却したいですよね。
不動産物件の売却を進めるうえで重要になってくるのが、査定です。
そこで今回は一戸建ての査定ポイントについてまとめます。

【一戸建て物件の査定ポイント】

1.業者選び
家の査定を依頼する時、不動産業者が多すぎてどこに依頼しようか迷ってしまいます。
「とりあえず大手」「とりあえず近いところ」という選び方も有効ですが、大まかに業者を分類することで、業者を絞りやすくなるかもしれません。
不動産会社は、特徴ごとに「大手チェーン」と「地域密着型」の２つに分けることができます。
大手不動産会社は、広いネットワークを持っているので全国から購入希望者を探せるという強みがあります。また、ブランド力による安定感もあります。
しかし、主要都市などを除くと地域ごとの情報には強くないため、実際の価値よりも安い価格をつけられてしまうこともあります。

地域密着型は特定の地域に関する情報に詳しいスタッフが多いため、売りたい家と地域の需要をうまくマッチさせて営業をしてもらえるという強みがあります。
しかし、大手と比べると購入希望者が見つかるまで時間がかかるかもしれません。
こうした特徴を踏まえ、大手チェーンと地域密着型の両方に査定を依頼してみると、判断基準を見つけやすくなります。

2.一戸建ての査定ポイント
実際に営業マンに来てもらって査定をするとき、気になるのは「どうすれば家の良さが伝わるか」ではないでしょうか。
査定額と実際の売却価格は違うのが普通ですが、営業マンの査定は購入希望者へのセールスにも関わってくるので、なるべく綺麗な家に見せたいですよね。
家の築年数が古ければ、どうしても傷んでいる部分も目立ってしまいますが、工夫することは可能です。
以下は主な一戸建ての査定で工夫できる点です。参考にしましょう。
・家具の配置
・家の明るさ
・水回りの手入れ
・消臭

部屋の広さは、荷物の多さや家具の配置でも違って見えます。また、家中の電気をつけ、カーテンを開けるだけで家の中は明るくなります。
水回りは特に、経年で傷みやすい場所なので、綺麗に掃除しておくだけでも評価が変わります。臭いが気になる場合は、消臭剤・芳香剤などを置きましょう。
他には、草刈りなどをして庭の見た目も整えておきましょう。

3.信頼できる業者を見分ける
最初の方に、複数の業者に査定依頼をした方がいいと書きました。
査定の時の営業マンの態度や、説明の仕方で、自分と合う業者かどうかが分かると思います。
「家のセールスポイント」や「なぜ、この査定額なのか」など気になることはどんどん質問してみましょう。
営業マンは自分たちの会社を利用してほしいと考えているので、真摯に応えてくれるはずです。
また、査定額の根拠が曖昧な場合などは営業成績のために実際の価値より明らかに高い査定額を出している可能性があるので、注意が必要です。