不動産会社を選ぶときには基準があります。
例えば不動産会社の営業所内に掲げられている「宅地建物取引業」の免許番号などを見るとどれくらい営業している会社なのかがすぐにわかります。
今回、不動産選びをする上で参考にしてほしいポイントについてまとめてみました。
【免許番号が意味するものとは】
不動産会社に入ったら必ず、宅建業を営むために必要な国土交通大臣、都道府県知事からの免許が掲載された宅地建物取引業者票を確認しましょう。
この宅地建物取引業者票には、「免許権者」「免許更新回数」「免許番号」が書かれています。
免許権者は国土交通大臣もしくは都道府県知事となっています。
営業が1つの県の場合には免許権者はその県の知事となります。
しかし、不動産会社の営業範囲が2つ以上の都道府県にまたがる場合は、国土交通大臣です。
この免許権者は営業許可にも似た意味合いがあり国土交通大臣だから良い不動産会社だというような意味合いはありません。
あくまで営業規模の目安となるものだと捉えておきましょう。
また免許の更新回数のところには免許を更新した回数の数字が入ります。
【更新回数を示すカッコ内の数字】
免許権者に変更がない場合、宅地建物取引業者票のカッコ内に入る数字が大きければ大きいほどその不動産会社の営業期間は長いことになります。
また免許権者が変更になった場合には、営業期間が長くても宅地建物取引業者票に記載される更新回数はリセットされまた1からスタートすることになります。
さらに更新頻度についてですが平成8年3月までは3年ごとでしたが、それ以降は5年更新になります。
【業界団体に加入しているか】
不動産業界団体の加入は基本的に任意ですが、不動産業界団体はトラブル時の窓口的な役割もあるので加入していない不動産会社よりは加入している不動産会社の方が安心できます。
以下主な不動産業界団体を紹介しておきます。
・全国住宅産業協会
・不動産流通経営協会
・全国宅地建物取引業協会連合会
・全日本不動産協会
【まとめ】
良い不動産会社を見分ける際、宅地建物取引業者票の更新回数、免許権者がポイントになることがお分かりいただけと思います。しかし免許の更新回数だけでは本当に良い不動産会社かどうか見極めるのは難しいと思います。
そのような場合には国土交通省の不動産会社検索システムを利用して不動産会社の情報を集めて判断することもできます。参考にしてください。